こんにちは、アスリートメンタルコーチのAKIです。
「子供にやり方を教えているのに、なかなか上手くなりません。
なぜでしょうか?」
という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。
結論としては、コーチングをしてあげると良いでしょう。
育成するためには、ティーチングとコーチングを使います。
ティーチングとは、教えたり指示したりすること言います。
知識が無いと行動できないので、知識を与えることで、やり方や選択肢を与えます。
そうすることで、行動に移りやすくなります。
デメリットしては、相手に与えてもらう形になるので、自分で考えなかったり、指示待ち人間になりやすいなどがあります。
コーチングは、相手に質問することで、相手自身に考えさせ、自主性を引き出します。
自分の中にあるリソース(情報)を引き出す作業をすることで、自分の判断や自分の考えを言えるようになります。
デメリットしては、本人が答えを出すまでに時間がかかることです。
育成はこの2つを駆使していきます。
よくある育成の間違いは、ティーチングばかりしてしまうことです。
先ほども言ったように、ティーチングは即効性があるので、結果が出やすいです。
しかし、継続的な結果は出ません。
また知識ばかり増えて、頭の中がパンクしてしまう子や、
色々知っていることで、行動はしてないが、やった気になっている子もいます。
もちろん、初期の段階ではティーチングは必須なので、ティーチングが悪いわけではありません。
ティーチングとコーチングを上手く混ぜることが育成では重要です。
コーチングする際は、
・質問力
・聞くこと
・承認してあげること
がポイントです。
まずは質問をして、相手の疑問点や悩んでいることを聞き出して下さい。
質問力をあげる方法は、何回も質問を繰り返すしかありません。
そして、その答えを最後まで聞いてあげることです。
途中で答えを言ってはいけません。
「〇〇に悩んでいて…」
「あーそれはね〇〇をすればいいんだよ」
これではティーチングになってしまいます。
相手の話を最後まで聞いて、スッキリさせてあげて下さい。
そして聞いた後は、相手のことを承認してあげて下さい。
ここでも、
「こうするといいよ!」
などのアドバイスはいりません。
「そうなんだね。なるほどね」
「じゃ〇〇はどうなのかな?」
などのように、承認した後に、質問をして相手の核心に迫っていきます。
このように、ある程度ティーチングをして教えたのなら、後は、コーチングをして、引き出してあげることで、頭の中が整理できたり、自分の考えを言えるようになるなど、自主性が出てきます。
その結果、良いプレーに繋がるというわけです。
それではまた!
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