なぜ子供は親のアドバイスを聞かないのか?

こんにちは、アスリートメンタルコーチのAKIです。

「私はサッカー経験者です。子供もサッカーをしているので、たまにアドバイスをするのですが、全然話を聞きません。私のアドバイスを聞いてもらえば、それなり上手くなると思うのですが、なぜアドバイスを聞かないのでしょうか?」

という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。  
  
 
  
アドバイスをお子さんが聞いてくれないと嘆いている親御さんは多いです。

かつては私もその中の一人でした。

なぜアドバイスを聞いてくれないのか?

その前にまず大前提として、親と子供の価値観や性格は違うことを理解してください。

 

どういうことかと言うと、

「自分がこれを言われたら助かるな。よし息子にアドバイスしてあげよう!」

と、自分の価値観で、子供にアドバイスをしてしまうと、

実はそれが余計なお節介になるのです。

特に私もそうですが、サッカー経験者からのアドバイスは、上から目線の指示に聞こえるので、注意が必要です。

 

では、アドバイスしない方がいいのか?

それもそれで、勿体無いと感じる親御さんもいるでしょう。

答えがわかっているのに、解決策方法を知っているのに、悩んでいる息子を放っておくのも何か違うなと。

 

先ほども言ったように、子供と親では価値観が似ているようで、全然違います。

なぜなら、親御さんは、お子さんよりも多く生きているので、性格や価値観が自分が子供の時より進化しているからです。

 

しかし、お子さんはまだそこまで生きていません。

なので、自分の感覚と同じに接しては、摩擦が生まれやすくなります。

 

ではどうすればいいのか?

大まかですが、人の性格は4つに分かれると思ってください。

 

1つ目は結果タイプです。

何事も自分中心でマネジメントすることを好みます。

権力と言うキーワードが特に好きで、誰かに勝つ、影響力を手にしたい傾向が強いです。

挑戦的な目標設定も効果的です。

目的が明確になれば、一直線で力強く行動します。

その反面、結果が出ないと落ち込みやすくなります。

 

二つ目は、主人公タイプです。

楽しさが物事の判断基準になります。

魅力的な目標設定や、人を巻き込む大きくゴールを好みます。

考えるよりまず行動で、楽しみながら成長したいので、論理的でワクワクしないと判断したら、モチベーションが無くなります。

マンガの主人公にように、リスクにもワクワクし前進し、次のステージへ皆でいくことに価値を感じます。

ワンピースのルフィ見たなタイプに近い感じです。

おしゃべりが大好きで、みんなで楽しく自分中心で会話をしたい。

ミーティングなどは少し苦痛で、たくさん褒めてもらえるとエネルギーが上がります。

 

3つ目は、探求タイプです。

現実主義が強いため、抽象的な指示を嫌います。

大きな抽象的な目標よりも、目の前の小さな目標にフォーカスすることを好みます。

十分に考えて慎重に行動するので、「とりあえずやれ」と答えがない指導は苦手です。

リスクを減らし、着実に行動することが得意で、継続することもできる。

コミュニケーションとしては、自分の価値観を理解してくれる人には、自己開示しやすいです。

 

4つ目は、貢献タイプです。

協調性があり、共感力がありチームを支えるな存在です。

傾聴力、貢献心があり人のために動けます。

リーダーシップというよりは、フォロワーシップに向いていて、安定感や心地よさを作ってくれるし、また自分も環境を好みます。

小さな目標を立て、コツコツクリアしていくのが好きで、マニュアルや見本があると、やりやすく感じます。

リスクを取ることが嫌いだが、意外とどうにかなると楽観的。

よく喋るが、主張は小さく、慣れた環境になれば本音も話す。

共感力があるため相手からも共感されたい。

チームにいると空気も和み、潤滑油的存在です。

 

同じ人間でも、これだけ価値観や感性、やる気の出る環境やフレーズが違います。

このタイプは、生きていく過程で変わったり、複数の要素があるタイプなどがあります。

ですので、タイプ分けをする時は、完全にこのタイプと断定するのではなく、この要素があるのかなと、あたりをつけて接してみるのがポイントです。

 

まとめると、アドバイスする時に、自分ならこう言われたら嬉しいなと、自分基準にならないように、

相手のタイプに分けて、アドバイスしてあげることで、自分のアドバイスを上手に伝えることができます。

ぜひ、子供がアドバイスを聞かないと悩んでいる親御さんは、意識してみてください。

それではまた!

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ABOUTこの記事をかいた人

アスリートメンタルコーチAKI

海外プロサッカー選手→前十字靭帯断裂→引退→柔道整復師→パーソナルトレーナー→メンタルカウンセラー→スポーツコーチング