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大したことじゃないのに、なぜか腹が立つ
誰かのちょっとした言い方。
家族の何気ない一言。
スマホの通知音。
エレベーターの遅さ。
本当は、大したことではないと分かっている。
怒るほどのことではないと頭では理解している。
それなのに、なぜかイラッとする。
胸の奥がザワッとする。
反応が先に出てしまう。
そしてその後に、「こんなことでイライラするなんて」と、自分を責める。
些細なことでイライラする状態は、怒りそのものよりも、その後の自己嫌悪の方がつらいことも多いのです。
まずお伝えしたいのは、これは性格の問題ではないということです。
前はこんなに怒らなかったはずなのに
よく聞く言葉があります。
「昔はもう少し余裕があった」
「こんなことで怒るタイプじゃなかった」
「最近、イライラしやすい気がする」
イライラそのものよりも、変わってしまった自分への違和感。
✅ 気が短くなった気がする
✅ 周りに優しくできない
✅ 小さなことに引っかかる
そして、「自分は心が狭くなったのかもしれない」と考えてしまう。
でも実際には、心が狭くなったのではなく、神経の余裕が減っているだけというケースがとても多いのです。
イライラ=性格が悪い?
イライラする自分を見て、こんなレッテルを貼ってしまうことがあります。
✅ 短気
✅ わがまま
✅ 自己中心的
✅ 我慢が足りない
ですが、イライラは性格よりも状態に影響されます。
睡眠不足のとき。
忙しさが続いているとき。
緊張が抜けないとき。
同じ出来事でも、余裕があるときは気にならないのに、余裕がないときは強く反応する。
つまりイライラは、出来事の問題というより、自分の神経のキャパシティの問題なのです。
余裕がないとき、刺激は強く感じる
では、「些細なことでイライラする状態」を身体の言葉に翻訳してみます。
このとき神経の中では、
✅ 交感神経が優位
✅ 常に警戒モード
✅ 情報を処理しすぎている
✅ 回復モードに入れていない
こうした状態が起きています。
神経に余裕がないと、本来は小さな刺激も大きな刺激として感じられます。
たとえるなら、バケツがいっぱいの状態でさらに水を注がれるようなもの。
水そのものは少量でも、溢れてしまう。
イライラは、溢れた結果です。
怒りは、限界のサイン
ここで大切なのは、イライラを悪者にしないことです。
怒りは、攻撃の感情ではなく、限界を知らせる感情でもあります。
「これ以上はきつい」
「今は余裕がない」
そのサインが、怒りという形で出ているだけ。
あなたが悪いのではなく、神経が「もういっぱいだよ」と教えてくれているのです。
イライラを止めようとしない
イライラすると、多くの人は「抑えなきゃ」と思います。
でも、抑えようとするほど、内側で圧が高まります。
大切なのは、イライラを止めることではなく、余裕を少し戻すこと。
たとえば、
✅ その場で深く息を吐く
✅ 今の刺激を評価しない
✅「余裕なかったな」と認める
感情を否定せず、状態を整える方向へ。
イライラは、消すものではなく、整うと自然に減るものです。
怒りっぽくなったのは歳のせい?
Q. 年齢と関係ありますか?
年齢よりも、生活の緊張や負荷の積み重ねが影響します。
Q. 我慢すれば治りますか?
我慢は一時的には抑えられますが、根本的な改善にはなりにくいです。
Q. 性格を変えないと無理ですか?
性格ではなく、神経の状態を整える方が現実的です。
自分を責めなくなったとき
イライラが減り始める人には、共通点があります。
それは、「イライラする自分を責めなくなった」とき。
✅ 怒った自分を否定しない
✅ 原因探しをやめる
✅ 余裕がなかったと認める
この姿勢に変わると、神経は「もう戦わなくていい」と判断します。
安心が戻ると、刺激は刺激のまま、大きくなりすぎなくなります。
些細なことで怒るのは、余裕が減っているだけ
些細なことでイライラする。それは、あなたが悪いからではありません。
頑張って、気を張って、余裕を使いすぎただけ。
怒りは、限界を知らせるサイン。
性格を変える必要はありません。
自分を責める必要もありません。
まずは、「今は余裕がなかった」と認めてあげてください。
余裕が戻れば、イライラは自然と小さくなります。
あなたの心が狭いのではなく、神経が疲れていただけ。
そのことを知るだけでも、少し呼吸が深くなります。
焦らなくて大丈夫です。
余裕は、ちゃんと戻ります。








松戸整体院院長 清水亮彦
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