目次
力を抜きたいのに、抜けない
「もっとリラックスした方がいいよ」
そう言われても、どうすればいいのか分からない。
肩に力が入っている自覚はある。
奥歯を噛みしめていることにも気づいている。
でも、意識してもすぐ元に戻ってしまう。
横になっても、どこか緊張している。
深呼吸をしても、体の奥がゆるまない。
「力を抜く」という言葉が、うまく体に伝わらない。
この状態が続くと、
「自分はリラックスできない人間なのでは」
「性格の問題かもしれない」
と考えてしまいます。
ですが最初にお伝えしたいのは、力が抜けないのは意志の問題ではないということです。
それは、身体と神経がある状態に入っているだけなのです。
何もしていないのに、どこか構えている
力が抜けない人には、共通する感覚があります。
✅ 常にどこかに緊張がある
✅ 気づくと肩が上がっている
✅ 寝ている間も歯を食いしばっている
✅ リラックスしているはずなのに、休まらない
そして多くの方がこう言います。
「特にストレスはないんです」
「忙しすぎるわけではないです」
それでも抜けない。
それは、今この瞬間の問題ではなく、長く続いてきた習慣のような緊張が残っているからです。
力が抜けない=性格の問題?
力が抜けない状態について、よくある誤解があります。
✅ 真面目すぎるから
✅ 神経質だから
✅ ストレスに弱いから
✅ 柔軟性がないから
確かに、真面目な人ほど緊張が続きやすい傾向はあります。
ですが、それは性格の問題ではありません。
本質は、神経のスイッチがオフになれていない状態です。
体には、活動モードと回復モードがあります。
力が抜けない人は、活動モードが長く続き、回復モードに切り替わりにくくなっているだけなのです。
身体がまだ守ろうとしている
では、「力が抜けない状態」を身体の言葉に翻訳してみます。
このとき体の中では、
✅ 交感神経が優位になっている
✅ 危険に備える姿勢を続けている
✅ 無意識に構えている
✅ 安心してもいいという許可が出ていない
こうした状態が起きています。
これは、本当に危険があるという意味ではありません。
体が、「念のため、備えておこう」と判断しているだけです。
つまり力が抜けないのは、身体があなたを守ろうとしている証拠でもあります。
壊れているわけではありません
力が抜けない状態が続くと、「このままずっと治らないのでは」と不安になることがあります。
ですが安心してください。
神経は、環境が変われば、必ず反応も変わります。
今は、守るモードが続いているだけ。
それを責める必要はありません。
むしろ、体はあなたの代わりにずっと気を張ってくれていたのです。
抜こうとしない
力が抜けないとき、一番やってはいけないのは「抜こう」とすることです。
力を抜こうと意識すると、体はさらに構えます。
おすすめなのは、力を抜くのではなく、力が入っていることを許すこと。
たとえば、
✅ 肩が上がっていても責めない
✅ 噛みしめに気づいたら「そっか」と思う
✅ ゆるめようとしない
そして、足の裏や背中など、別の場所に意識を向ける。
体は、安全だと感じると、勝手にゆるみ始めます。
ストレッチは意味ありますか?
Q. ストレッチやマッサージは効果ありますか?
一時的には楽になりますが、神経の緊張が残っていると戻りやすいです。
Q. 瞑想や呼吸法は必要ですか?
合う人もいますが、「やらなきゃ」と思うと逆効果になることもあります。
Q. どれくらいで抜けるようになりますか?
個人差はありますが、まずは「抜けない自分を責めない」ことが第一歩です。
頑張らなくなったとき
力が自然に抜け始める人には、共通点があります。
それは、「リラックスしなきゃ」という努力をやめたときです。
✅ ゆるもうとしない
✅ 今の状態を否定しない
✅ 焦らない
この姿勢に変わると、神経は「もう守らなくていい」と判断します。
安心が先。ゆるみは後。
順番が逆になると、うまくいきません。
力が抜けないのは、あなたが弱いからではない
力が抜けない。
それは、あなたが頑張りすぎた証でもあり、身体が守ってきた証でもあります。
無理に変えようとしなくて大丈夫です。
ゆるめようとしなくて大丈夫です。
まずは、「今までありがとう」と身体に伝えてみてください。
安心が広がると、力は自然と抜けていきます。
力が抜けないのは、壊れているからではありません。
まだ守っているだけ。
そのことを知るだけでも、体は少しずつ変わり始めます。
焦らなくて大丈夫です。
ゆるみは、あなたの中にちゃんとあります。








松戸整体院院長 清水亮彦
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