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飲まないと不安。でも、このままでいいのかも不安
毎日、決まった時間に薬を飲む。
体調を安定させるために必要だと分かっている。
でも、ふとこんな気持ちがよぎることはありませんか。
「いつまで飲み続けるんだろう」
「これって本当に良くなっているのかな」
「薬がないとダメな体になってしまったのでは」
飲まないと不安。
でも、飲み続けることにも不安がある。
この揺れは、とても自然なものです。
まずお伝えしたいのは、薬を飲み続けていることは、決して弱さではないということです。
それは「回復を諦めた証」ではなく、むしろ「整えようとしている途中」にいる証です。
薬に頼っている自分を責めてしまう
薬を飲んでいる人ほど、実はとても真面目です。
✅ ちゃんと治そうとしている
✅ 指示を守っている
✅ 無理せず安定を優先している
それなのに、心のどこかでこう思ってしまう。
「本当は薬なしで過ごせるようになりたい」
「ずっと飲み続けるのは嫌だ」
「でもやめるのは怖い」
この葛藤があるからこそ、誰にも相談できずに一人で抱えてしまうことも多いのです。
薬を飲んでいること自体が、負い目のように感じてしまう。
でも本当は、それは責める対象ではありません。
薬=依存、弱さ?
薬を長く飲んでいると、こんな誤解に出会うことがあります。
✅ 依存しているのでは
✅ 自分の力で治せないのでは
✅ 精神的に弱いのでは
ですが、これはとても一面的な見方です。
薬は、壊れた人が使うものではなく、機能が安定するまで支えるものです。
たとえば、足を怪我したときに松葉杖を使うのと同じ。
松葉杖を使うことは、歩けない証拠ではなく、歩こうとしている証拠です。
薬も同じです。
薬は原因ではなく補助
では、薬を飲み続けている状態を身体の言葉で翻訳してみます。
多くの場合、体の中では
✅ 神経のバランスが不安定だった
✅ 炎症や痛みが強かった
✅ 回復モードに入りにくかった
こうした背景があります。
薬はそれらを一時的に整えたり、抑えたりして、日常生活を維持するための補助です。
重要なのは、薬が「原因」なのではなく、背景にある状態を支えているということ。
「薬を飲んでいる=治っていない」ではありません。
安定を保つことも、立派な回復の一部です。
やめることがゴールではない
多くの人が、「薬をやめること」をゴールにしてしまいます。
でも、本当のゴールは、安心して日常を過ごせること。
薬をやめるかどうかは、その結果として起こること。
無理にやめようとすると、神経は不安になります。
不安は、症状を呼び戻します。
だからこそ大切なのは、焦らないこと。
薬を飲んでいる今の状態も、ちゃんと回復のプロセスの中にあります。
薬以外の土台を整える
薬を飲みながらでもできることはあります。
それは、薬にすべてを任せないこと。
たとえば、
✅ 睡眠の質を整える
✅ 情報量を減らす
✅ 緊張を溜めない時間を作る
✅ 呼吸を浅くしすぎない
こうした小さな土台が整うと、神経は安定しやすくなります。
薬はサポート。
回復の土台は、日常の中にあります。
いつまで飲めばいいですか?
Q. 一生飲み続けるのでしょうか?
状態によります。
主治医と相談しながら、段階的に判断していくものです。
Q. 勝手に減らしても大丈夫?
自己判断での減薬や中断は危険です。
必ず医療機関と相談してください。
Q. 薬を飲んでいると治りませんか?
いいえ。
安定があるからこそ、回復が進むことも多いです。
薬を敵にしなくなったとき
薬との向き合い方が変わると、体の反応も変わります。
改善が進む人に共通するのは、「薬を敵にしなくなった」こと。
✅ 飲んでいる自分を責めない
✅ やめることに固執しない
✅ 今の安定を認める
この姿勢に変わると、神経は安心します。
安心は、回復の最大の条件です。
薬を飲んでいるあなたは、弱くない
薬を飲み続けている。
それは、あなたが弱いからではありません。
ちゃんと整えようとしているから。
ちゃんと日常を守ろうとしているから。
薬は、あなたを支えるための道具です。
ゴールは、「やめること」ではなく、「安心して過ごせること」。
焦らなくて大丈夫です。
今は、回復の途中。
薬を飲んでいるあなたも、ちゃんと前に進んでいます。
そのことを、どうか忘れないでください。








松戸整体院院長 清水亮彦
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