親は子供にやり方を教えるな!引き出せ!!

こんにちは、アスリートメンタルコーチのAKIです。

「子供にやり方を教えているのに、なかなか上手くなりません。

なぜでしょうか?」

という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。  
  
 
  
結論としては、コーチングをしてあげると良いでしょう。

育成するためには、ティーチングとコーチングを使います。

 

ティーチングとは、教えたり指示したりすること言います。

知識が無いと行動できないので、知識を与えることで、やり方や選択肢を与えます。

 

そうすることで、行動に移りやすくなります。

デメリットしては、相手に与えてもらう形になるので、自分で考えなかったり、指示待ち人間になりやすいなどがあります。

 

コーチングは、相手に質問することで、相手自身に考えさせ、自主性を引き出します。

自分の中にあるリソース(情報)を引き出す作業をすることで、自分の判断や自分の考えを言えるようになります。

デメリットしては、本人が答えを出すまでに時間がかかることです。

 

育成はこの2つを駆使していきます。

よくある育成の間違いは、ティーチングばかりしてしまうことです。

 

先ほども言ったように、ティーチングは即効性があるので、結果が出やすいです。

しかし、継続的な結果は出ません。

 

また知識ばかり増えて、頭の中がパンクしてしまう子や、

色々知っていることで、行動はしてないが、やった気になっている子もいます。

 

もちろん、初期の段階ではティーチングは必須なので、ティーチングが悪いわけではありません。

ティーチングとコーチングを上手く混ぜることが育成では重要です。

 

コーチングする際は、

・質問力
・聞くこと
・承認してあげること

がポイントです。

 

まずは質問をして、相手の疑問点や悩んでいることを聞き出して下さい。

質問力をあげる方法は、何回も質問を繰り返すしかありません。

 

そして、その答えを最後まで聞いてあげることです。

途中で答えを言ってはいけません。

 

「〇〇に悩んでいて…」

「あーそれはね〇〇をすればいいんだよ」

これではティーチングになってしまいます。

相手の話を最後まで聞いて、スッキリさせてあげて下さい。

 

そして聞いた後は、相手のことを承認してあげて下さい。

ここでも、

「こうするといいよ!」

などのアドバイスはいりません。

 

「そうなんだね。なるほどね」

「じゃ〇〇はどうなのかな?」

などのように、承認した後に、質問をして相手の核心に迫っていきます。

 

このように、ある程度ティーチングをして教えたのなら、後は、コーチングをして、引き出してあげることで、頭の中が整理できたり、自分の考えを言えるようになるなど、自主性が出てきます。

その結果、良いプレーに繋がるというわけです。

それではまた!

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