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目そのものが疲れている感じではない違和感
目が痛いわけではない。
視力が急に落ちた感じもしない。
ドライアイのようなヒリヒリ感とも違う。
それなのに、目の奥のほうが、ずっと重い。
まぶたの表面ではなく、眼球の奥、さらにその奥に何か詰まっているような感覚。
✅ 目を閉じてもスッキリしない
✅ 休憩しても抜けない
✅ 夕方になると強くなる
こうした「目の奥の重さ」は、説明しづらく、周囲にも理解されにくい感覚です。
まずお伝えしたいのは、この症状は珍しくなく、しかも目だけの問題ではないということです。
画面から目を離しても、楽にならない
目の奥が重いと感じている方に話を聞くと、よくこんな言葉が出てきます。
✅ スマホやパソコンを見ていない時でも重い
✅ 目薬をさしても変わらない
✅ 寝ても完全には取れない
✅ 頭痛になるほどではないけど、ずっと不快
そして多くの方が、「目を使いすぎている自覚はあるんです」と話されます。
確かに現代は、画面を見る時間がとても長い環境です。
ただ、「使いすぎ=原因」と考えて対処しても、なかなか改善しないケースが多い。
それが、この症状のつらさでもあります。
目の奥が重い=眼精疲労?
目の奥が重いと聞くと、多くの人が「眼精疲労」と言います。
もちろん、目を酷使することで起こるケースもあります。
ですが、
✅ 視力検査では問題なし
✅ 眼科で異常なし
✅ 目薬や休憩で改善しない
こうした場合、原因は目そのものではないことがほとんどです。
よくある誤解は、「目の奥が重い=目が悪い」という考え方です。
実際には、目は使われている場所であって、疲労が溜まっている本体は別にあることが多いのです。
目の奥は「脳の緊張」が集まりやすい場所
では、「目の奥が重い状態」を身体の言葉に翻訳してみます。
このとき体の中では、
✅ 情報を見続けている
✅ 判断を止められない
✅ 先読みを繰り返している
✅ 無意識に集中し続けている
こうした状態が長く続いています。
目は、外界の情報を脳に送る入り口です。
そのため、思考と注意が集まりやすい場所でもあります。
目の奥が重い感覚は、「見すぎ」ではなく、考えすぎ・集中しすぎの結果として出ている反応なのです。
これは、脳が休めていないサインでもあります。
異常ではなく、防御反応です
目の奥が重い状態が続くと、「何か病気なのでは」と不安になる方もいます。
ですが、検査で大きな異常がない場合、多くは機能的な問題です。
つまり、壊れているのではなく、守ろうとして起きている反応。
脳や神経は、限界が近づくと「これ以上使わないで」という合図を出します。
それが、重さ・圧迫感・詰まり感として表れているだけです。
あなたの体は、ちゃんとブレーキをかけられています。
目を休めようとしない
目の奥が重いとき、多くの人がやるのが「目を休めよう」とすることです。
✅ 目を閉じる
✅ 蒸しタオル
✅ 目薬
これで楽になる人もいます。
ただ、改善しない場合は、目をどうにかしようとしない方がうまくいくことがあります。
大切なのは、目ではなく、見続けている脳を休ませること。
たとえば、
✅ 視界をぼんやりさせる
✅ 一点を見つめない
✅ 意味のある情報から離れる
「何を見ないか」より、「何も理解しなくていい時間」を作ることが、回復への近道になります。
目の病気ではないですか?
Q. ずっと続いていて不安です
痛みや視力低下、片側だけの異常がなければ、脳疲労由来の可能性が高いです。
不安な場合は眼科受診も選択肢です。
Q. 目薬を使い続けても大丈夫?
補助としては問題ありませんが、根本改善にはなりにくいことがあります。
Q. 仕事を減らさないと無理ですか?
仕事量よりも、「集中し続ける状態」が影響します。
使い方を変えるだけで楽になる人も多いです。
「目を治そう」としなくなったとき
目の奥の重さが和らぎ始める人には、共通点があります。
それは、「目をどうにかしよう」とするのをやめた瞬間です。
✅ 評価しない
✅ 原因を探しすぎない
✅ 今の感覚を否定しない
この姿勢に変わると、脳は「もう警戒しなくていい」と判断します。
すると、自然と緊張が抜け、目の奥の圧が軽くなっていきます。
改善は、対処よりも、理解と安心から始まることが多いのです。
目の奥の重さは、頑張り続けた証
目の奥が重い。
それは、あなたがサボっているからではありません。
見て、考えて、集中して、情報を処理し続けてきた結果です。
無理に治そうとしなくて大丈夫です。
目を責めなくて大丈夫です。
まずは、「よく使ってきたな」と自分の状態を認めてあげてください。
目の奥の重さは、敵ではありません。
それは、休ませてほしいという身体と脳からの静かなメッセージです。
安心できたとき、その重さは、少しずつ役目を終えていきます。
今は、その途中。
そう思って、自分を責めずに過ごしてください。








松戸整体院院長 清水亮彦
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