真面目にコーチの話を聞いているのに上手くなれない原因

こんにちは、アスリートコーチのAKIです。

「息子は真面目な性格で、コーチの話を良く聞いている方がですが、なかなかスタメンになれません。どうすればスタメンのなれるでしょうか?」

という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。
 
  
 
コーチの話を良く聞くことは、とても素晴らしいことです。

小学生や中学生、下手すると高校生でも、人の話を聞けない子もいます。
 
  
 
真面目に聞いているのに、スタメンになれない。

その原因は、自分の答えを持っていない、語っていないことです。
 
  
 
基本的にコーチというのは、コーチ自身の中で経験したことを、みんなに伝えています。

コーチが元プロサッカー選手なら、プロ時代にした経験から得たもの。

コーチが勉強熱心な場合は、勉強から導き出した方法など。
 
  
 
どれも間違ったことを教えているのではなく、コーチなりの正解をみんなに教えています。

真面目な選手ほど勘違いしてしまうのが、コーチの意見を100%信じてしまう、もしくはそれだけを実行してしまうことです。
 
  
 
「正解を言っているんだから、それを100%信じることは悪いことなんですか?」と思うかもしれません。

それもそれで間違ってはいませんが、大事なことは、自分の答えを導きだすことです。
 
 
 
一般論(コーチの言ったこと)を自分の答えに昇華させないかぎり、いつまで経っても上手くなれません。

なぜそう言い切れるのかと言うと、当たり前ですが上手くなるには自分を変えないといけません。

自分を変えるには、自分の答えを導きだす必要があります。
 
  
 
例えば、「ゲートの間を狙ってパスを出すのが良いよ」とコーチに言われたとしましょう。

真面目で素直な子は、ゲートの間にパスを出します。

この行動自体は私は正解だと思います。

しかし、頭の良いDFは、ゲートのパスを読んで、パスカットを狙ってきます。
 
  
 
その時に、コーチの言うことだけを聞く選手と、コーチの言うこと+自分の答えを持っている選手の差が出てきます。

そしてそれが、スタンメンとベンチの違いです。
 
  
 
ですので、素直で真面目なお子さんをお持ちの親御さんは、

お子さんの次のステップとして、「コーチの言うこと+自分の意見を出す」を意識してやってみると、

きっとすぐに上手くなると思いますので、ぜひやってみて下さい。

それではまた!

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