こんにちは、アスリートメンタルコーチのAKIです。
「子供から、”サッカー選手になれなかったら、俺の人生は失敗なの?”と聞かれましたが、何て答えればいいのでしょうか?」
という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。
プロを目指して、サッカーやっている子供達は多いと思います。
しかし、サッカー選手になれるのは、ほんの一握りです。
Jリーグの下部組織に入っていたとしても、毎年一人くらいしかトップチームに昇格できません。
そう考えると、ほとんどの子供達の夢は、叶わないことになるでしょう。
「なんてひどいこと言うでんすか?」
と思われるかもしれませんが、実は私もこのテーマ苦しんでいました。
海外でプロになり、その後サッカーを引退した時は、
「日本でプロになれなかった自分に価値は無い」
「自分のサッカー人生は失敗だ」
と思っていました。
ですので、サッカーを引退してからは、何をやっても自信がなく、
「俺は人生の負け犬なんだ」
というイメージが常に付き纏っていました。
ここで大事なことは、”プロになる、ならない”を基準に、自分のサッカー人生を否定しないことです。
”プロになる、ならない”で、自分のサッカー人生を否定しまう人は、
『自分の利益だけや自分自身にしか関心がない人』
に多く見られます。
このような考え方だと、仮にプロになったとしても、”プロで活躍できる、できない”などの基準で、自分の人生を否定するようになります。
ではどうすればいいのか?
それは、
『サッカーを通して何を伝えたいのか?』
を意識することです。
もちろん、チームが勝つためや上手くなるために、サッカーをしていると思いますが、
勝つことであなたは、誰に何を伝えたいのでしょうか?
例えば、「自分より強いチームにも立ち向かう勇気を周りの人に伝えたいのか?」
「どんな逆境でも、一生懸命努力する姿を示すことで、周りの人を勇気づけたいのか?」
誰に何を伝えたいのかがあれば、プロになれなかったとしても、あなたのサッカー人生は成功と言えます。
なぜなら、あなたの想いを誰かが受け取り感動することがあるなら、それはプロと同じことをしているからです。
サッカー以外の仕事をしていても、あなたの仕事を見て誰かが、勇気を貰えたと思うなら、あなたはプロサッカー選手と同じ価値を与えていることになります。
サッカーは、人々に感動を与える手段であり、ゴールではありません。
サッカー以外でも、人に感動を与える手段は、たくさんあります。
プロサッカー選手をゴールにしてしまうと、私みたいに自分の生きている意味を見失うことになるので、ぜひ小さい頃からサッカーを通して『誰に何を伝えたいのか?』を決めておくことをお勧めします。
それではまた!
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