「試合中、積極的にプレーできない…。」
「本番になると、遠慮している感じがあるので、もっと自分を出してほしい…。」
このように感じている、選手や親御さんはいると思う。
なぜ試合になると、消極的なプレーや、自分が出せなくなるのか?
それは、素の自分のままで試合に臨んでいるからだ。
簡単にいうと、サッカーにはサッカー用の人格を用意しないといけない。
サッカー中は、日常生活をしているいつもの自分ではなく、サッカー選手としての自分を、演じる必要がある。
グランドの中は、周りから見ている以上に戦だ。
自己主張しないと生きていけない。
チームメイトだからいって、パスを必ず貰える保証もないし、良い位置にいたからといって、パスが来るとも限らない。
サッカーはコンタクトスポーツでもあるので、必ず敵と競い合う必要がある。
なので、自己主張や闘争心が少ない選手には、ボールも来ないし、グランドでの居場所もない。
そういう選手は、サッカー選手用の人格を、新しく作る必要がある。
わざわざ日常生活のままの自分を、サッカーで出す必要はないし、性格を180度変える必要もない。
ではどうやって、サッカー選手の人格を作り出すのか?
自分が憧れているサッカー選手を演じてみればいいだけだ。
ゴールに勇敢に立ち向かう選手が、かっこいいと思うなら、自分もそれを真似すればいい。
声を出して、見方を鼓舞する選手が、かっこいいと思うなら、自分も声を出して味方を鼓舞すればいい。
こうやって、憧れのサッカー選手になりきってプレーすることで、新しい自分を手に入れることができる。
これは俳優も同じことをしている。
役作りをすることで、本来の自分とは違う、その役にあった容姿や性格、表情を演じている。
それと同じで、自分が憧れているサッカー選手の性格を真似して、普段とは違う自分を演じみればいい。
そうすることで、積極的なプレーができるようになるはずだ。
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