マインドフルネスを活用して問題解決をしよう!

こんにちは、アスリートコーチのAKIです。

「サッカー部です。自分がスタメンに選ばれない理由がわかりません。」

という、ご相談を頂いたのでお答えしたいと思います。
  
 

みんなスタメンになりたいですが、監督から選ばれないとスタメンにはなれません。

スタメンに選ばれた人選を見ても、

「あいつより、俺の方が優れている」

と思う方もいるでしょう。

 

しかし、いくらそう思っても自分でスタメンを選んでいる訳ではないので、監督にせいにいつまでもしていても時間の無駄です。

自分で選ばれない理由を探さなくてはいけません。

 

「その理由がわからないんですけど。」と思っている方もいるので、マインドフルネスを使って、自分の弱点を見つける方法をお伝えします。

マインドフルネスでは、心の状態を「することモード(Doing Mode)」と「あることモード(Being Mode)に分けて考えます。

 

することモードでは、何かの目的を達成しようとする状態のことです。

物事が望ましい状況にあるかどうか、目的を達成できているかなど、常に判断・計画・評価を意識して、効率よい解決策や達成の道筋を考えようとします。

することモードでは、思い通りに目的を達成できることで、達成感や満足感を得ることができます。

 

ですが、何かの問題が発生したり、目的と現実のギャップに直面すると、

「今のままでは、駄目だ」

と、否定的な評価をしはじめます。

 

さらに、現実と目的のギャップを埋めることに変なこだわりが出てきて、ぐるぐるとネガティブな考えを巡らせていきます。

「何が悪かったのだろうか?」
「もっとこうやるすべきだったのかな?」
「俺が悪いのかな?」

など、自分の駄目さへの確信が高り、強いストレスとなります。

また自分へのダメさを隠そうと、誰かのせいにすることもあります。

 

こうなってしまうと、することモードでいることは危険です。

一旦冷静になって、客観的に物事を判断することが大切です。

その時に有効なのが、あることモードです。

 

あることモードでは、評価や判断を手放します。

そうすることで、自身が置かれた状況を広い範囲から観察することが可能となり、危機的な状況から抜け出すための方法を柔軟に選択できるようになります。

現実の出来事と自分自身の間の距離を置くことで、冷静に判断できるようになるのです。

 

このすることモードとあることモードのスイッチの入れ替えをすることが大事です。

何かを達成する時は、することモードで行動し、問題が発生したい場合は、あることモードになり、状況をありのまま受け止めることです。

状況をありのまま受け止めることで、視野が広くなり、問題点が見えてきます。

 

日々練習をしてスタメンに入りたいは、することモードです。

しかし、ここでスタメンに入れないという問題が発生します。

ここで、まだすることモードでいると、ネガティブな感情や問題を直視しないで、解決策を見出さなくなってしまいます。

 

ですので、あることモードに切り替えて、「なぜ選ばれないのか?」を客観的に考えるのです。

自分の熱意や想いを一度手放して、フラットな状態で見てみる。

そうすことで、問題の要点や解決策を見つけることができます。

 

一生懸命やっていることが上手くいかなくなった時は、ぜひマインドフルネスの「することモード」、「あることモード」を使い分けて下さい。

それではまた!

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