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あんなに楽になったのに、もう戻っている
こんにちは、松戸整体院院長の清水です。
施術が終わった直後は、確かに軽かった。
肩も首もゆるみ、呼吸も深くなった。
「やっぱり来てよかった」と思えた。
それなのに、翌日、あるいはその日の夜には、もう元通り。
「あれ?さっきまで軽かったのに」
「結局また同じだ」
この感覚を繰り返している方は、決して少なくありません。
マッサージは気持ちいい。
受けている間は楽。
でも、戻る。
この戻るという現象に、不安や諦めを感じている人も多いはずです。
まずお伝えしたいのは、戻るのは、あなたが悪いわけでも、施術が無意味なわけでもないということです。
そこには、ちゃんとした理由があります。
「その場しのぎなのかな」と思ってしまう
マッサージを受け続けていると、心のどこかでこんな声が出てきます。
✅ また戻るんじゃないか
✅ 一時的な気休めなのでは
✅ 体質だから仕方ないのでは
中には、
「もっと強く押してもらえばいいのかな」
「頻度を増やせばいいのかな」
と考える方もいます。
でも実際は、強くしても、頻度を上げても、やっぱり戻る。
このとき多くの人は、筋肉が悪いという前提のまま対策を重ねています。
ですが本質は、筋肉そのものではないことが多いのです。
コリは揉めば取れる?
「コリは筋肉の硬さ」
そう思っている人は多いでしょう。
確かに、筋肉が硬くなることはあります。
そして揉むことで一時的にゆるみます。
しかし、マッサージでゆるんだのにすぐ戻る場合、それは筋肉が原因ではなく、結果として硬くなっている可能性が高いのです。
筋肉は、神経の指令で動いています。
神経が「緊張せよ」と出し続けていれば、どれだけ外からほぐしても、また同じ指令が出ます。
つまり、揉んでも戻るのは、筋肉の問題ではなく、指令の問題なのです。
身体は「まだ守っている」
では、「マッサージしてもすぐ戻る状態」を身体の言葉に翻訳してみます。
このとき体の中では、
✅ 交感神経が優位
✅ 常に警戒モード
✅ 無意識に力が入る
✅ 抜くことが怖い状態
が起きています。
たとえば、仕事で気を張り続けている。人間関係で無意識に緊張している。
常に「ちゃんとしなきゃ」と思っている。
こうした状態が続くと、身体は守る姿勢をとります。
守る姿勢とは、筋肉を軽く緊張させ続けること。
マッサージで一度ゆるんでも、神経が「まだ安全じゃない」と判断すれば、再び緊張が戻ります。
これが「戻る」の正体です。
施術が無意味なわけではない
ここで安心してほしいのは、
戻る=無意味、ではないということ。
一度ゆるむ体験は、神経に「こういう状態もある」と教えています。
ただし、日常の緊張が強すぎると、その体験が上書きされてしまう。
つまり必要なのは、もっと強く揉むことではなく、緊張が戻る背景を整えることなのです。
体は、壊れているのではありません。
守ろうとしているだけ。
この視点に変わると、アプローチも変わってきます。
「抜こう」としない
よくあるのが、「力を抜こう」と頑張ること。
でも、力を抜こうとするほど、神経はまた緊張します。
大切なのは、力を抜くことではなく、安全だと感じられる時間を増やすこと。
たとえば、
✅ 急がない時間をつくる
✅ 深く考えない時間をつくる
✅ ちゃんとしなくていい時間を持つ
身体は、安全だと感じたときに自然とゆるみます。
揉むだけではなく、戻らない状態を育てることが大切です。
マッサージをやめた方がいい?
Q. 何度も戻るなら、意味ないですか?
いいえ。ゆるむ体験は重要です。
ただ、それだけでは足りない場合があります。
Q. 強い刺激の方が効きますか?
強さで変わる場合もありますが、神経が緊張していると戻りやすいです。
Q. 体質ですか?
体質というより、神経の使われ方の習慣です。
体を責めなくなったとき
戻ることにイライラしていた人が、少しずつ変わる瞬間があります。
それは、「また戻った」と責めるのをやめたとき。
✅ 戻る理由を理解する
✅ 体を敵にしない
✅ 日常の緊張に目を向ける
この姿勢に変わると、神経は少しずつ安心します。
安心が積み重なると、戻るスピードが変わります。
いきなりゼロにはならなくても、徐々に戻りにくい体へ変わっていきます。
戻るのは、まだ守っているだけ
マッサージしてもすぐ戻る。
それは、あなたが悪いからでも、施術が無駄だからでもありません。
体がまだ、守る姿勢をやめられていないだけ。
必要なのは、強さではなく、安心。
外からゆるめることと、内側が安心すること。
この両方が揃ったとき、体は戻りにくくなります。
戻るのは失敗ではありません。
それは、まだ途中というサイン。
焦らなくて大丈夫です。
あなたの体は、ちゃんと学びながら変わっていきます。








松戸整体院院長 清水亮彦
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