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やることは分かっているのに、頭が入らない
目の前にやるべき作業はある。
時間もそれなりに確保できている。
「さあ始めよう」と思っているのに、なぜか頭がついてこない。
画面を見ているのに内容が入らない。
同じ文章を何度も読み返してしまう。
考えがまとまらず、ぼんやりしたまま時間だけが過ぎていく。
そんな状態が続くと、「集中力が落ちているのでは」「やる気がないのでは」と、自分を疑い始めてしまいます。
ですが最初にお伝えしたいのは、ぼーっとして集中できない状態は、怠けではないということです。
それは、脳が出している“あるサイン”なのです。
頑張ろうとすると、余計に空回りする
集中できないときほど、人は「集中しよう」とします。
姿勢を正す。
気合を入れる。
スマホを遠ざける。
それでも改善しないと、焦りやイライラが増えていきます。
✅ 頭が働かないことに腹が立つ
✅ 時間だけが減っていく
✅ 自分はダメだと感じてしまう
でも実は、この状態に陥る人の多くは、普段からとても真面目で、考える量が多い人です。
ぼーっとしているのは、サボっているからではありません。
むしろ、これまで使いすぎてきた結果として起こっていることが多いのです。
集中力が低い人の問題?
「集中できない=集中力が低い」
そう思われがちですが、これは大きな誤解です。
集中力とは、出し続けられる能力ではありません。
回復とセットで使うものです。
普段は集中できている人ほど、ある日突然,
ぼーっとして何も手につかなくなることがあります。
それを「自分の能力が落ちた」と捉えてしまうと、余計に状態は悪化します。
問題は能力ではなく、集中し続けてきた“反動なのです。
脳が情報を遮断している
では、「ぼーっとして集中できない状態」を脳の言葉に翻訳してみます。
このとき脳の中では、
✅ 情報処理が飽和している
✅ 判断の回数が限界に近い
✅ 刺激に対して疲れている
✅ これ以上入れたくない状態
が起きています。
脳は限界が近づくと、入力を減らす方向に働きます。
その結果が、「ぼーっとする」「入ってこない」という感覚です。
つまりこれは、脳が勝手にブレーキをかけている状態。
故障ではなく、防御反応なのです。
これは異常ではありません
ぼーっとした状態が続くと、「このまま戻らないのでは」と不安になることがあります。
ですが、安心してください。
この状態は、壊れているサインではありません。
むしろ、ちゃんと限界を感じ取れている証拠です。
本当に危険なのは、疲れているのに、無理やり集中し続けること。
ぼーっとするのは、脳が自分を守っている結果なのです。
集中しようとしない
集中できないとき、やってはいけないのは「集中しようと頑張る」ことです。
頑張るほど、脳はさらに緊張します。
おすすめなのは、一度、集中という目標を手放すこと。
たとえば、
✅ 内容を理解しようとしない
✅ 成果を出そうとしない
✅ 5分だけ触れるつもりで始める
「ちゃんとやる」をやめると、脳は安心して動き始めます。
集中は、作り出すものではなく、戻ってくるものです。
この状態は治りますか?
Q. 何日も続いていますが大丈夫ですか?
多くの場合、脳疲労による一時的な反応です。評価せず、休ませる視点が大切です。
Q. カフェインで無理やり起こしてもいい?
一時的には効きますが、根本的な回復にはなりにくいです。
Q. 集中力が落ちたままになりませんか?
安心できると、集中力は自然に戻ってきます。
「ちゃんとやる」をやめた瞬間
ぼーっとしていた状態から抜け出す人には、共通点があります。
それは、「ちゃんと集中しなきゃ」という考えを手放した瞬間です。
✅ 成果を求めない
✅ 進まなくても気にしない
✅ 今の状態を責めない
この切り替えが起きると、脳は「安全だ」と判断します。
すると、自然と注意が戻り、集中が再起動します。
ぼーっとするのは、止まろうとした証拠
ぼーっとして集中できない。
それは、あなたが怠けているからではありません。
考えすぎて、頑張りすぎて、脳が一度止まろうとしただけです。
集中は、無理に引き出すものではありません。
安心できたときに、自然に戻ってくるものです。
今は、その切り替えの途中段階。そう思って、自分を責めずにいてください。
脳は、安心すると、またちゃんと働き始めます。
まずは、「今日はぼーっとしてもいい」そう許すところからで十分です。








松戸整体院院長 清水亮彦
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